東北地方の移住支援
2016/09/09
東北への移住を検討している方へ
東北地方とは、青森県、岩手県、宮城県、秋田県、山形県、福島県の6県を指します。本州の中では北に位置することから、北海道とともに「北日本」と称されます。
気候は北と南では違いがありますし、日本海側と太平洋側でもそれぞれ違いが出てきます。ただ、一般的に感じるのは寒冷地ということですが、実際に宮城と福島の太平洋側を除く地域はほとんど豪雪地帯となっています。
そのため、昔は冬になると農家は仕事ができなくなるため、出稼ぎという形で都会に仕事に来ていました。
海山の特産物は豊富で、おいしいのが特徴です。
それぞれの県に特産物があり、それが高級食材とさるものが多いので観光で行くだけでも新鮮なものを頂くことが可能です。
方言も特殊です。他県から移り住んだ人は、始めは外国に来たようだと思う位解らないそうです。それも、3ヶ月~半年もすればだいぶ慣れるようですが、とにかく始めは通訳がほしい程といわれます。
ただ、東北地方の素朴さをアピールできる大事なポイントであるわけですから、楽しみながら慣れていけば地域との交流も生まれていくと思います。
また、高齢化が進んでいるのは東北も一緒ですが、今のうちに高齢者から方言を含めた地方の習慣や歴史、伝統、といったものを引き継いでいくことも大事なことかと思います。
東北地方の移住支援情報
東北各県の移住支援情報を紹介しています。
各県には、各自治体で行われている支援内容や特色に違いがありますので参考にして下さい。
東北各県の概要
田舎暮らしを考えている人に、気候や特産物が中心ですが東北各県の概要を紹介致します。
青森県の気候と特産
青森県は本州の最北端に位置する豪雪地帯に指定されている県です。
県南部に行けば行くほど内陸性気候のため、寒さは厳しく雪も良く降ります。北部になれば海洋性気候のためそれほど寒さは厳しくないようですが、それでも冬は雪が良く降ることに変わりはありません。
産業は漁業・水産業が盛んで、特に津軽海峡で獲れる「本マグロ」は高級マグロとして首都圏に出荷されています。
参照・青森県の公式サイト
秋田県の気候と特産
秋田県は日本海に面している北西部に位置する県です。
気候は日本海に面していることから、日本海側気候に分類されます。
秋田県も一部地域を除いては、特別豪雪地域に指定されており、冬季の日照時間は全国一少ないと言われています。
漁業では「ハタハタ漁」が有名ですが、現在は乱獲制限が設けられています。農業は「あきたこまち」やさくらんぼ、ぶどう、すいか、等が知られています。また、「稲庭うどん」は日本三大うどんのひとつになっています。
参照・秋田県の公式サイト
岩手県の気候と特産
岩手県は東北の北部に位置する太平洋に面している県です。
気候は日本海側気候と太平洋側気候に分かれていますが、県内全域は豪雪地帯に分類されています。東北地方全般に言えるのは、食料自給率が高いということ。岩手県も自給率100%を超える県の一つです。
それだけ、海山の特産物に恵まれているということでしょう。
漁業では、三陸海岸周辺が豊かな漁場ななっており、海藻類やあわびの養殖は生産高日本1になっています。
参照・岩手県公式サイト
山形県の気候と特産
山形県は、日本海に面している東北地方の南西部の県です。
日本海気候に属しており、県内の約90%が特別豪雪地帯に指定されています。ただ、地域によっては年間平均気温が北関東とあまり変わらない所もあるようです。
特産物はなんといってもサクランボです。特に「サトウニシキ」は高級品として全国に知られています。
他にも、ブドウや西洋梨なんかも有名です。
参照・山形県公式サイト
宮城県の気候と特産
宮城県は太平洋に面してる東北地方の東部に位置する県です。
西部が日本海側気候に属するため豪雪地帯に属しますが、他は東北の中では降雪量も少なく過ごしやすいとされています。
農業も稲作が盛んですが、何といっても世界三大魚場の三陸沖が近いため漁業が盛んです。
特に、かつお・さんま・まぐろ・ほや・牡蠣・ふかひれ、等は特産とされています。
参照・宮城県公式サイト
福島県の気候と特産
福島県は東北地方の南部にある太平洋に面している県です。
豪雪地帯に指定されているのは、「会津地方」と福島市の一部で、他の地域は東北の中では比較的温暖な地域が多いようです。
海に面している割には、東北の中ではそれほど漁業は盛んではないようです。
農産物は、米やもも、りんご、さくらんぼ等の果物が特産となっています。
参照・福島県の公式サイト