初めに
いつから田舎暮らしが注目されだしたのか
何時ごろからでしょうか、田舎ぐらしが注目されたのは?
少なくとも昭和のころはそれほどではなかったと思います。
何時しか気がついたら田舎暮らしをされている人が紹介されるようになったり、海外に移住されて気楽に暮らしているような人がテレビに出るようになりました。
でもそれは、今まで田舎暮らしや移住に興味がなかったような人が初めて知ったことで、それ以前から興味があった人はいろりろ調べて行動していたのだと思います。
全国の自治体の中には、町おこしや村おこし的に都会から移住者を募ろうと、あれこれ移住支援対策を練ってきていたのです。
それを何らかのきっかけで知り、興味を持った人たちが現地へ行ったり、説明会に行くなどして、少しづつ気持ちを固めて準備をして田舎暮らしを実現しました。
そういう人たちにスポットライトが当たり、テレビや情報誌が取り上げ次第に多くの人に伝わってきたのだと思います。
それが今では、中には結構ロングランのテレビ番組まで出てきているのですから、それなりの支持は得ているということでしょう。
田舎では深刻なレベルで少子化が進んでいる
少子化が騒がれて久しいのですが、地方の特に田舎と呼ばれるような地域は、だいぶ前から少子化が進んでいるのです。
実際に私が感じるのは、昭和の50年位からだと思います。その頃から既に親からは昔は子供が多かったとか、人そのものが多かったなどと聞いていました。
周りを見ると、子供が少なくなってせいで統合された小学校とか中学校が在りましたし、10人位しか生徒がいないような学年もあったと思います。
それは、地方であっても田舎に行けば行くほどそれは顕著に表れていたと思います。
その割には世間は今ほど少子化を問題にはしていませんでしたし、もちろん注目もされていませんでした。
少子化と言われだいぶ経つのですが、それはここ最近に起きたことではなく、徐々に徐々に地方から進んできていたのです。
今でもあの頃の田舎に行くことがたまにあるのですが、既に人が住んでいる世帯がさらに少なくなり、あと十数年も経てば無人の村になってしまうのではないかと思うような所がかなり見受けられます。
子供はというと、一つの部落に1人とか2人しかおらず、それでもいいほうで子供どころか、40代以下の人は誰もいないようなところもある始末です。
田や畑を耕す人もいないので荒れ放題、それどころか家の周りで作っている作物はサルやいのししに荒らされてしまうなど、甚大な被害まで出てきています。
それもこれも、住む人が少なくなってしまったことによる弊害なのだと思います。
田舎暮らしは一過性のブームなのか
一言で田舎暮らしといっても人様々だと思います!
例えば、海のそばで暮らしたい!寒くてもいいから山で暮らしたい!あるいは離島で暮らしたい!中には海外の田舎で暮らしたい!・・・などというようにです。
そして、その目的も人様々ではないかと思います。
多くの場合は、海外を含めた移住、国内での田舎暮らしで悠々自適に過ごすことを定年後のライフスタイルにしようと考えている方々ではないでしょうか。
一昔前に比べれば、比較的勝ち負けが決まっているような現在では、この悠々自適な時間の贅沢をしたいと考える人は、若い世代にも多くなっているようです。
普通に生きていくことでさえ、ある意味ストレスが蓄積されてしまうような現代社会ですからどこかに癒しを求めていくのも自然な流れかもしれません。
いくら田舎は不便だとか、さるやいのししが出て作物を食べてしまうとか言われても、田舎の原風景には心が癒されるものがあります。そして、時間の流れが遅く感じるのも事実だと思います。
当然そこに憧れや癒しを求めるというのは自然な流れなのかも知れません。
ただ思うのは、この田舎暮らしブームが一時の時流に終わらなければいいのですが・・・
このサイトは管理人の幼少のころの田舎暮らしや、田舎で暮らしている友人の話、あるいは各地の田舎に移り住んだ方たちとの出会いの中から感じたことを中心に製作していますので、必ずしも全てのケースに当てはまるとは限りませんが、多少は参考になることもあるかと思います。
もし気になるようなことや、興味が沸いたような地域情報がありましたら、直接現地の関係機関や公共機関、あるいは現地に赴くなどして調べてみることをお勧めいたします。
そして納得するまで調べた上で決断し、その地で充実した田舎暮らしを多くの方が送れますことをお祈り申し上げます。
管理人プロフィール
- 名前:たけじい
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